安全保障管理改正説明会に参加しました

KJTD海外担当RKです。
12/3のブログで話題に上げました、安全保障管理の改正説明会に先日参加してきました。

来年1/22付けで安全保障管理の関係法令が改正されます。
ほぼ毎年改正が行われるので、すごくびっくりするような内容ではありませんが、改正内容は確認しておかなければなりません。
小まめに変更になる理由ですが、日本が安全保障管理を目的に、いくつかの条約やレジームと言われる枠組みに参加しています。輸出管理とビジネスはとても密接した関係にありますので、レジームの中では、実態に合わせてかなり柔軟に規制緩和や強化を毎年行っています。また取り決めの中であいまいなところは、随時わかりやすく追記されたり、解釈の違いが出ないように注意が払われています。
レジーム内での規則変更に対応して、日本の関係法令も変更されるので、ほぼ年1回改正という頻度になってくるようです。

関係法令と私が記載しているのは、安全保障管理では政令・省令・運用通達など関連する法令がたくさんあり、それをひとまとめにしているからです。この一つを変えるとその下部に存在するところが玉突きで変わってきます。

今回は1/22日に施行ですが、いろいろと準備が間に合っていない印象を受けており、例年に比べて、今回の改正説明会でも経済産業省のドタバタ具合が顕著に出ていました。
改正項目に関しては、前もってパブリックコメントを募集されることも多く、産業界からいろんな意見を出されています。また最終的な判断には結構そのような意見も採用されている印象を持っています。
前述のとおり、輸出管理とビジネスは切っても切れない関係だなといつも感じます。

また、通常兵器の輸出管理についての国際的な申し合わせであるワッセナーアレンジメントに、インドがこの度、参加したのに伴った改正も含まれているというのもちょっとへぇーと思った点でした。日本が加盟をかなり後押ししていたそうです。

今回の改正に対応して社内書類も更新しますが、現在新フォームの発表を待っているところです。

安全保障管理のお問い合わせは、export@kjtd.co.jpで受付しております!」

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